“ランナーの怪我:『足底筋膜炎』なぜ起こるのか、どう防ぐのか”

走ってると足の裏が痛い!それ足底筋膜炎かもしれません!

ランナーの方が悩まされることが多い『足底筋膜炎』。
この記事では、足底筋膜炎の原因・予防・治療法などを紹介していきたいと思います。

1足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは?
一般社団法人日本臨床整形外科学会では下記の様に記されてます。

 足底腱膜は踵骨の内側から前足部におよぶ厚い靭帯で、足底のアーチを保つのに重要な役割を担っています。この足底腱膜に何らかの原因で炎症が起きた時、足底部の痛みが生じて、歩行しにくくなったりします。
 症状は歩行時の足底腱膜が踵骨に付着する部分(踵骨足底の中央よりやや内側)の刺すような疼痛とその部分の圧痛です。レントゲン写真上、踵骨に骨棘(とげのようにとがった骨が突出します)が見られることがありますが、症状とは無関係と言われています。
 足底腱膜炎の発症には様々な誘因があり、ジョギングやランニングなどの過度のスポーツによるoveruseで炎症をきたすもの、中年以降では特に誘因なく発症することもあります。
 治療法は急性期には局所の安静を保ち、ステロイドと局所麻酔薬の局所注射などが行われることがあります。足底腱膜への体重負荷を軽減する目的で、足底板などの処方も行われます。

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2足底筋膜炎がランナーに与える影響
ランナーにとって、足底筋膜炎はパフォーマンスを大きく低下させ、日常のトレーニングを困難になります。
また、痛みは走行中に不快感を引き起こし、最悪の場合は日常生活にも大きく支障をきたすこともあります。
また、足底筋膜炎による痛みを避けるために走行フォームを無意識に変えると、他の怪我を引き起こす可能性もあります。
したがって、早期発見と適切な治療が重要となります。

3足底筋膜炎の原因
足底筋膜炎の原因として下記のものが挙げられます
オーバーワーク(走りすぎ)
筋の柔軟性の低下
足首の可動性の低下
ランニングフォーム不良
扁平足(アーチの低下)や浮き指
シューズのクッション性の低下
・体重の増加
など

4足底筋膜炎の予防方法とセルフケア
足裏の筋肉のセルフマッサージ
 →おすすめ青竹踏みやゴルフボール
※痛すぎる様な刺激は炎症を強くする場合があるので気持ちいと感じるくらいの強さでやって下さい
足首のストレッチをしっかりと行う
 →足首の可動域が落ちると足底筋膜に過度の牽引が掛るので足首の可動域をしっかりと保つ
インソールやテーピングでアーチをサポート

5足底筋膜炎の治療
アライメントの改善
→骨格のアライメント(位置関係)が崩れることによって重心の位置が変わるので骨格矯正によって修正し足裏への負担を減らします
関節のモビリティー改善
→足底筋膜炎になる方の多くは足関節・股関節の可動域が低下している方が多いです。
筋肉の柔軟性の改善
→筋膜リリース・ストレッチ・スポーツマッサージなどを組み合わせ筋肉の柔軟性を改善します。

足底筋膜炎は日常生活でも荷重のかかる部位なので早期の治療が大切です。
もしかしたら、、、と思ったらお早めにご相談下さい!

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